どうも、サギョウ先生です!
今回は「電気刺激がなぜ上肢機能に影響するのか」をシンプルに解説します。
まず大切なのは、手の動きは筋肉だけでなく「脳と神経のつながり」でコントロールされていることです。電気刺激を使うと筋肉が動くだけでなく、その動きや刺激が「感覚」として脳に伝わります。
この感覚が、運動を担当する脳の働きを助けます。

さらに、自分で「動かそう」としたタイミングで電気刺激を使うと、「動かそうとした感覚」と「実際に動いた感覚」が一致します。この一致がとても重要で、脳は「この動きで合っている」と学習していきます。

このような経験を繰り返すことで、脳の中の神経のつながりが変わっていきます。これを神経可塑性といい、必要な動きは出しやすく、余計な力は入りにくくなります。
つまり電気刺激は、ただ筋肉を動かすものではなく、「正しい動きを脳に覚えさせるためのサポート」として使うことが大切です。
次回は、上肢リハビリで電気刺激を選択する基準について整理していきます。
今回の内容はほんの一部です。詳しくはInstagramやnote、そして一次情報もぜひ確認してみてください。公式LINEでは質問受付中です!
参考文献
高橋忠志・栗田慎也:脳卒中リハビリテーション治療・支援のFirst STEP 初めての臨床からわかる・できるステップガイド.第1版.株式会社メジカルビュー社,2023. 森岡周:リハビリテーションのための脳・神経科学入門 第2版.協同医書出版,2016. 原寛美(編):脳卒中理学療法の理論と技術 第3版.医学書院,2019. 鍋倉淳一:発達期における脳機能回路の再編成.ベビーサイエンス 8:26-32,2008.

図はRe:Gakusyaが参考文献をもとに作成したものです。
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