どうも、サギョウ先生です!
今回はCI療法を「課題指向型練習との違い」に絞ってシンプルに整理します。

まず前提として、CI療法は課題指向型練習をベースにしたアプローチです。つまり全く別物ではなく、「課題指向型練習+α」と考えると分かりやすいです。

その「+α」が何かというと、麻痺側を使わせるための仕組みです。
具体的には・非麻痺側の制約(物理的または心理的な拘束)・高強度の反復課題指向型練習(Shaping・task-practice)・Transfer package(生活で使わせる工夫)
これらによって「練習でできる」から「生活で使う」までを繋げていきます。

CI療法の本来の目的は、学習性不使用の克服です。 本来は動かせる可能性があっても「使わないことで使えなくなる」状態に対して、CI療法は大きな効果を発揮します。
ただし、誰にでも最適なアプローチというわけではありません。 CI療法には明確な適応があり、手指の伸展など一定の随意運動がなければ成立しないため、重度運動麻痺では効果が限定的な場合があります。
整理すると、課題指向型練習=「身体機能や活動の改善」に主に焦点を当てたアプローチCI療法=獲得した機能を「生活に汎化する」ためのアプローチ
この違いを押さえておくことが重要です。
次回は、トップダウンアプローチの代表例である「運動イメージ」について整理していきます。
今回の内容はほんの一部です。詳しくはInstagramやnote、そして一次情報もぜひ確認してみてください。公式LINEでは質問受付中です!
参考文献 道免和久(編):CI療法ー脳卒中リハビリテーションの新たなアプローチー.中山書店.2008. Halford, E., Jakubiszak, S., Krug, K., & Umphress, A. What is task-oriented training? A scoping review. Student Journal of Occupational Therapy, 4(1), 1-23.2024.
Morris DM, Taub E. Mark VW: Constraint-induced movement therapy : characterizing the intervention protocol. Eura Medicophys 42: 257-268.2006.
Taub E. Uswatte G. Elbert T : New treatments in neurorehabilitation founded on basic research. Nat Rev Neurosci 3: 228-236.2002.

図はRe:Gakusyaが参考文献をもとに作成したものです。
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