2章:姿勢定位と姿勢安定「姿勢定位をわかりやすく解説」

認定理学療法士(脳卒中)のダイリハです。

ここでは学生から新人セラピストを対象に「いまさら聞けない姿勢制御」と題して、姿勢制御について簡単にわかりやすく解説しています。

第2章の3回目は「姿勢定位をわかりやすく解説」です。

前回までは「姿勢安定(転ばないこと)」についてお話ししました。

今回はもう一つの超重要キーワード、「姿勢定位」についてです。

「定位」ってまた聞き慣れない言葉ですよね。僕も学生時代、「位置を定めるってこと?安定と何が違うの?」と頭にハテナが浮かんでいました。

結論から言うと、姿勢定位とは「重力や環境に対して、自分の身体の各パーツ(頭・体幹・手足)の位置関係を正しく整える能力」のことです。

もっとシンプルに言うと、姿勢安定が「転ばないこと」なら、姿勢定位は「空間の中で『真っ直ぐ』や『適切な形』を作ること」と言えます。

私たちが目をつぶっていても「今、自分は真っ直ぐ立っている」とわかるのは、この姿勢定位のシステムが働き、重力に対して正しく身体をアライメントできているからです。

逆にこれが崩れるとどうなるか?

脳卒中の患者さんで、身体が傾いているのに、ご本人は「私は今、真っ直ぐです」と仰るケースがありますよね。

これは、脳の中の「真っ直ぐ(垂直)」の基準がズレてしまっている、つまり「姿勢定位」が障害されている状態なんです。

動作を成功させるには、「転ばない(安定)」だけではなく、目的に合わせて「適切な姿勢を作る(定位)」ことも必要不可欠なんですね。

次回は「姿勢定位は○○がポイント」というタイトルで、この定位を支える重要な要素について書いていきます。

またもっと詳しくコアな知識が知りたいよって方はぜひダイリハのInstagramやnote、YouTubeを覗いてみてください。

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