No6. ガイドラインとエビデンスは何のためにあるのか

どうも、サギョウ先生です!

今回は、ガイドラインとエビデンスの意味を整理します。

医療は本質的に不確実で、同じ治療をしても必ず同じ結果になるとは限りません。だからこそ、経験や思い込みだけでなく、臨床研究によって検証された「エビデンス」が重要になります。

EBM(Evidence Based Medicine)とは、「研究結果(エビデンス)」「臨床経験」「患者さんの価値観」を統合して最善の医療を考える姿勢です。エビデンスとは、臨床研究によって実証された結果を指します。

研究には質の違いがあり、症例報告よりも観察研究、さらに無作為化比較試験やメタアナリシスの方が信頼性は高いとされます。これがエビデンスレベルです。ただし、有名な専門家の意見や 基礎研究の結果が、そのまま高いエビデンスになるわけではありません。

こうした研究を整理し、推奨度を示したものが診療ガイドラインです。一般に60〜95%の患者さんに適用されるといわれています。

もちろん、ガイドラインは絶対ではありません。

常に議論され、新しい研究によって更新され続けます。だからこそ僕たちは、鵜呑みにするのではなく、批判的に読みながら、最新の知見を学び続ける姿勢が大切なのです。

特に学生や新人にとっては、何から始めるべきかを示してくれる大切な道しるべです。だからこそ、難しそうと避けるのではなく、一度は目を通しておきたいですね!

次回は、ガイドラインから分かる具体的な上肢の評価について解説していきます。

今回の内容はほんの一部です。詳しくはInstagramやnote、そして一次情報もぜひ確認してみてください。公式LINEでは質問受付中です!

参考文献
藤本修平(編):PT・OT・STのための臨床に活かすエビデンスと意思決定の考えかた.医学書院 ,2020.
友利幸之助,京極真,竹林崇:作業で創るエビデンス 作業療法士のための研究法の学び方.医学書院.2019.

図はRe:Gakusyaが参考文献をもとに作成したものです。

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