どうも、サギョウ先生です!
今回は「上肢リハビリのアプローチをどう組み合わせるか」を整理します。

上肢リハでは、単一の手法ではなく、それぞれの役割を理解して統合することが重要です。ガイドラインや研究では、課題指向型練習を軸に、複数の介入を組み合わせることが推奨されています。

まず中心となるのは課題指向型練習(またはCI療法)です。実際の動作を反復することで運動学習を促します。そこに麻痺側の使用頻度を増やし、使用依存的な可塑性を引き出します。さらに運動イメージは、実際の運動が困難な段階でも神経活動を高める手段として有効です。

また、電気刺激療法は感覚入力や筋収縮を補助し、運動を引き出す「準備」として機能します。これにより課題指向型練習の質が向上し、運動学習が効率化されます。さらに筋力強化は、これらの介入を支える出力の基盤となります。
つまり上肢リハでは、・電気刺激・運動イメージで「準備と補助」・課題指向型練習で「学習」・CI療法で「行動変容」・筋力強化で「支える」
このように段階的かつ相互に補完することで、上肢機能の改善につながります。
次回は、上肢リハビリにおける運動学習の考え方について整理していきます。
今回の内容はほんの一部です。詳しくはInstagramやnote、そして一次情報もぜひ確認してみてください。公式LINEでは質問受付中です!
参考文献
高橋忠志,栗田慎也:脳卒中リハビリテーション治療・支援のFirst STEP 初めての臨床からわかる・できるステップガイド.第1版. 株式会社メジカルビュー社, 2023.
Hatem SM, et al: Rehabilitation of motor function after stroke : a multiple systematic review focused on techniques to stimulate upper extremity recovery Front Hum Neurosci 10 : 442,2016.
Tenberg, S., Mueller, S., Vogt, L., Roth, C., Happ, K., Scherer, M., Behringer, M., & Niederer, D. (2023). Comparative Effectiveness of Upper Limb Exercise Interventions in Individuals

With Stroke: A Network Meta-Analysis. Stroke, 54(5), 1834–1851. 図はRe:Gakusyaが参考文献をもとに作成したものです。
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