3章:感覚「前庭感覚はバランスにどう関わるのか?」

認定理学療法士(脳卒中)のダイリハです。

ここでは学生から新人セラピストを対象に「いまさら聞けない姿勢制御」と題して、姿勢制御について簡単にわかりやすく解説しています。

第3章の6回目は「前庭感覚はバランスにどう関わるのか?」です。

姿勢制御に関わる3つの感覚、最後は「前庭感覚」です。

耳の奥(内耳)にあるセンサーのことですね。正直、僕も新人時代は「めまいの患者さんに関係あるやつでしょ?」くらいにしか思っていなくて、脳卒中のリハビリでは視覚や体性感覚ばかり気にしてスルーしがちでした。

でも、実は姿勢制御において、前庭感覚は「重力」と「頭の動き(加速度)」を感知する超重要なセンサーなんです。

例えば、エレベーターが動き出した瞬間にフワッと浮く感じがしたり、目を閉じて首を振っても自分の頭がどう動いているかわかるのは、この前庭感覚が働いているからです。

人が立ってバランスをとるためには、まず身体の一番上にある重たい「頭」が、空間の中で真っ直ぐに保たれている必要があります。前庭感覚は、重力に対して頭が今どういう位置にあるのかを、常に脳に知らせてくれる「重力検知システム」の役割を果たしています。

視覚(目からの情報)や体性感覚(足の裏からの情報)が曖昧な状況になっても、地球上にいる限り「重力」だけは常に一定にかかっていますよね。だからこそ、前庭感覚は姿勢制御の基準となる「最後の砦」とも言えるんです。

次回は「前庭感覚ってどう考えればいいのか?」というタイトルで、これを実際の臨床でどう捉えればいいのかについて書いていきます。

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